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井上芳雄の存在


MISS SAIGON・神よ何故・井上芳雄

井上芳雄って、どんな人なのでしょうか? 知ってますか?
井上芳雄『猫がふんじゃった』
井上芳雄関連商品

鈴木清順、黒木和雄ら名匠のもとで美術を担当し、90歳にして初監督に挑んだ映画美術界の巨匠、木村威夫の映画「夢のまにまに」。戦争の悲しみを引きずり老境を迎えた映画学院長、木室創を演じた長門裕之は「木室はまさに木村威夫だ。監督をコピーするという楽な気持ちで臨んだ」と笑う。

 ≪映画学院長の木室は、なぜか学生の村上(井上芳雄)が気になった。60年前の戦争の不条理さにいらだちをみせる村上。それは、戦争の傷を背負い、妻のエミ子(有馬稲子)とともに年を経てきた木室も分かる心情だった。だが、村上は病気で中退し、木室夫婦にも変化が訪れ始める…≫

 長門自身、木村とは撮影現場で何度も顔を合わせた。そんな彼の映画の主役だけに、「人生観や美意識も出し、めいっぱいやろうと思った」という。

 だが、木村から「特別なことはしないで」と言われ、抑えた演技に切り替えた。木室は木村自身の戦争体験も投影され、シンプルに演じることで老いと若さ、男と女、生と死もあぶり出される、と感じたからだ。

 木村の美術家らしい撮り方にも感心した。「ひとこま、ひとこまが絵画的メッセージにあふれていた。繰り返される木のこぶの映像は、木とともに人間の自浄作用も象徴する美しいシーン。一方で、裏木戸を通る通らないで激論するなど、とにかく楽しい現場だった」

 エミ子が認知症を抱えていくのは、長門自身の境遇も重なるよう。「昨春の撮影時はまだ妻(南田洋子)の症状は進んでいなかったが、今はともに闘う気持ちだ。映画のいう自浄作用のように、自分たちで“こぶ”と向き合い、浄化させていくことが大切だと思っている」

 大阪・第七藝術劇場で公開中。(福本剛)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081202-00000100-san-ent
井上芳雄

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